皆様には、日ごろから当法人の事業運営に特段のご理解とご協力をいただいておりますことに、厚くお礼申し上げます。
平成30年9月に発生した北海道胆振東部地震によって、当法人の施設が全壊してしまいましたが、国・北海道・厚真町をはじめ多くの皆様の物心両面にわたる温かいご支援により、令和2年12月に、「厚真リハビリセンター」、「豊厚園」、「あつまデイサービスセンター」、「あつま居宅介護支援事業所」の新施設が完成し、当法人は、大きな希望を胸に、新たなスタートを切ることができました。
地震直後は、どうしたら施設を復旧・再建できるのか不安でありましたが、北海道・厚真町等関係機関の皆様の特段のご尽力により、全国初となる福祉仮設住宅をいち早く建設していただき、翌年1月には、道内各地に分散避難した利用者の皆様に、住み慣れた厚真町に戻っていただくことができました。ご尽力を賜りました皆様には、誠に感謝の念に堪えません。
また、午前3時8分の地震発生後、ブラックアウトの暗闇と大混乱の中で懐中電灯を片手に108名もの利用者一人ひとりの精神的ケアに配意し励まし続けながら、ひとりの負傷者も出すことなく安全に避難させ、介護・支援に当たった職員の皆さん、そして、行き場を失った利用者の避難受入れを快諾していただき心温まるご協力・ご支援を賜りました全道の福祉施設や医療機関の皆様に対しましても、改めて敬意を表し、心より感謝申し上げます。
新施設は、明るくて広い空間のある機能的な最新設備を整えた近代的施設に生まれ変わり、役職員一同、決意も新たに、福祉仮設住宅の入居期間中に大幅に減少した利用者の定員充足率の向上を図り、経営の早期安定化を目指すとともに、介護・支援技術の一層の向上と強い使命感をもった職員の育成・強化に努め、利用者の皆様が安全・安心で、心豊かな日常生活を送ることができるよう日々精進して参ります。
そして、利用者・ご家族の皆様、地域の皆様に親しまれ愛される法人運営に全力で取り組んで参りますので、今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
社会福祉法人北海道厚真福祉会 理事長 近藤 泰行
昭和52年7月
社会福祉法人北海道厚真福祉会設立認可
昭和53年1月
身体障害者療護施設 厚真リハビリセンター開設 定員50名
厚真リハビリ附属診療所 開設
昭和53年11月
特別養護老人ホーム 豊厚園 開設 定員50名
平成4年4月
特別養護老人ホーム 豊厚園 定員30名増設
あつまデイサービスセンター(B型)を特別養護老人ホーム豊厚園に併設し、厚真町から運営受託し、開設
平成5年4月
厚真町社会福祉協議会から委託を受け在宅老人に対する「給食サービス」を開始
平成5年9月
岩手県奥州市「社会福祉法人つつじ会」と姉妹法人の締結
平成10年3月
厚南デイサービスセンター(B型)を厚真町から運営受託し、開設
平成10年4月
厚南在宅介護支援センターを厚真町から運営受託し、開設
介護型ホームヘルパー事業開始
平成12年7月
指定通所介護施設 厚南デイサービスセンター 定員18名に増員
平成13年3月
厚真リハビリ附属診療所の入院廃止を届出
平成13年4月
指定短期入所生活介護施設豊厚園 定員7名に増員
平成14年3月
あつまデイサービスセンター 定員20名に増員
平成15年4月
身体障害者支援費制度施行に伴う事業所の届出(指定)
指定身体障害者療養施設 厚真リハビリセンター
事業者番号「01000100022416」給地区分「丙地」
平成15年5月
身体障害者短期入所事業の届出(指定)定員2名
指定身体障害者短期入所施設 厚真リハビリセンター
事業者番号「01000101146131」事業開始 平成15年6月1日
平成17年12月
身体障害者療護施設 厚真リハビリセンター増築
平成28年4月
あつまデイサービスセンター定員18名に変更
平成30年9月
北海道胆振東部地震により、障害者支援施設厚真リハビリセンター、特別養護老人ホーム豊厚園、あつまデイサービスセンター、あつま居宅介護支援事業所が全壊
胆振、日高、十勝管内の福祉施設・病院に利用者が避難
平成31年1月
福祉仮設住宅完成、利用者108名が厚真町に帰還
令和元年12月
障害者支援施設厚真リハビリセンター、特別養護老人ホーム豊厚園、あつまデイサービスセンター、あつま居宅介護支援事業所の新施設着工
令和2年12月
新施設完成オープン
法人所在地を厚真町新町116番地の3に変更